前回「執着を手放すと幸せになれる」というお話をしましたが
今日は執着を生み出す原因についてお伝えしたいと思います。
「執着」とはあることにとらわれてそこから離れない状態
のことをいいます。
人やモノ、お金、結果、出来事など、失いたくないという
強い思いや恨みや憎しみ、妬み、哀しみなどの忘れられない感情を
引きずっていることです。
しかし、これは離れられないのではなく、
どうしても離れたくないと思う気持ちなのです。
この感情を手放すことによって自分はもっと不幸になるという思い込みが
執着を生み出しているのです。
私もかつては執着から離れられない時期がありました。
頑張って手に入れたものを失いたくない!
自分を裏切った相手が幸せになるなんて絶対に許せない!
私がこうなったのはあの人のせい!
この人は自分から離れるはずがない!
失いたくない!
嫌われたくない!
こうしなければならない!
こうあるべきだ…!
そんな気持ちが執着をより強くし、
自分でなんとかしようと必死になっていました。
そんなことばかり考えているうちに毎日が辛く苦しいものになり、
夜も眠れず食欲も気力も体力もなくなり、みるみるうちに痩せていきました。
そして自分に限界を感じた時、こう思ったのです!
「もうこんなの嫌だ!!」
「自分を変えたい!!」
このことに気づき、納得するまでかなり時間がかかりましたが
気づいてしまえば手放すのは簡単です。
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苦しい気持ちから抜け出すためには
執着をやめればいいのですが、どうしても手放せない理由があるのです。
1つ目は
・わかって欲しい
もう1つは
・負けを認めたくない!損をしたくない!
この2つの感情が執着を手放せない大きな原因なのです。
幼い頃感じた傷ついたこと、悲しかったこと、
話を聞いてもらえなかった経験
愛されなかった気持ち
認めてもらえなかった寂しさ
もっと大切にして欲しかった気持ち…
自分が幼い頃に感じたこれらの感情が
今の状況と重なり合い、また同じ思いをしたくない!!
という恐れ・悲しみ・怒りが執着を生み出しているのです。
執着の原因についてはおわかりいただけましたでしょうか?
次回は執着を手放す方法についてお話したいと思います。
最後に…
☆今日の一言☆
Obsession undermine the mind and body.
執着はココロとカラダを蝕む